介護のための「食べる」のヒントのInstagramアカウントでは、新着レシピを毎月投稿しています。いつもInstagramの投稿をご覧いただいている皆さま、本当にありがとうございます。これからも新しいレシピを紹介していければと思っております。
Instagramの投稿が記念すべき100回目になりましたので、今回は過去レシピの中でInstagramいいね数の多いTOP10をご紹介したいと思います。ではさっそく第1位から、ご紹介します!
レシピ Instagramのいいね数 TOP10!
第1位:アスパラの豚肉巻き照り焼き
5月~6月が旬のアスパラを使った料理です。免疫力を高める効果も期待できます。
【第1位:アスパラの豚肉巻き照り焼き】
【介護食メモ】
アスパラは固い食材なので電子レンジで加熱してから焼くと早くやわらかく仕上げることができます。アスパラは筋がある食品なので、筋が口に残ったり、噛み切りにくかったりします。噛み切りにくい場合は、穂先だけを使うと食べやすくなります。
第2位:爽やかサツマイモのレモン煮
レモンの風味がきいた冷たいサツマイモのレモン煮をご紹介しています。
【第2位:爽やかサツマイモのレモン煮】
【介護食メモ】
サツマイモはビタミンCや食物繊維が豊富で、便秘がちの時には、おすすめの食品です。しかし、水分量がすくなく、食塊を形成しにくい食品の一つです。そのため、煮汁を多めにかけてからめながら食べるとよいでしょう。
第3位:優しいナスの揚げびたし
ナスを美味しく味わうなら、揚げびたしがおすすめです。
【第3位:優しいナスの揚げびたし】
【介護食メモ】
ナスは、皮が口の中に残ることや、かみ切れないことがあります。そのため、皮の部分に、斜めに切り目(隠し包丁)を入れると食べやすくなりますよ。
第4位:ごま油香る春雨の中華風サラダ
ゴマ油の風味で食欲増進!夏バテ予防効果もあります。
【第4位:ごま油香る春雨の中華風サラダ】
【介護食メモ】
わかめは、口や喉に張り付く可能性があるので、誤嚥などの心配がある場合は、細かく切ったり、わかめを除いて調理してください。
第5位:ブロッコリーとしめじとベーコンのペペロンチーニ
ニンニクパワーでスタミナ充電!夏を乗りきる元気食です。
【第5位:ブロッコリーとしめじとベーコンのペペロンチーニ】
【介護食メモ】
しめじは煮込んでも形がくずれず、噛み切りにくい食品の一つです。軸が食べにくければ、軸を除いて、笠だけにしましょう。
第6位:キムチ入り もっちりじゃがいもチヂミ
じゃがいものもっちり感と焼いたときの香ばしさが食欲をそそります。腸の働きを活発にする食物繊維と乳酸菌を組み合わせた、お腹元気メニューです!
【第6位:キムチ入り もっちりじゃがいもチヂミ】
【介護食メモ】
キムチには整腸作用のある乳酸菌が含まれ、にらやじゃがいもには食物繊維が含まれています。また、じゃがいもは難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)を含み、腸内細菌の活性化を助けるほか、便の排泄をスムーズにすると言われています。
第7位:鉄分充実 油揚げとこんにゃくのひじき煮
鉄分の多い油揚げとひじきに、こんにゃくや彩りも良いインゲンを加えることで豊かな食感を楽しめる一品です。
【第7位:鉄分充実 油揚げとこんにゃくのひじき煮】
【介護食メモ】
こんにゃくは、栄養価はほとんどありませんが、老廃物を排出する働きを持っています。ですが、噛みにくかったり誤嚥しやすかったりするので、ちぎる、細かく切る、切り目を入れると噛みやすくなります。注意して調理しましょう。
第8位:あったか、やわらか!和風ミネストローネ
栄養素たっぷりの具だくさんスープだから、水分補給にもgoodです!
【第8位:あったか、やわらか!和風ミネストローネ】
【介護食メモ】
「みそ汁肺炎」のように、汁の中に異なる食感の具が入っていると、汁と具の飲み込むタイミングが違うため、誤嚥しやすくなるので注意が必要です。汁と具を別々にして食べるようにしましょう。
第9位:手まり寿司
彩り鮮やかなお寿司で食欲を刺激します。見た目も華やかなので、はれの日の食卓にもぴったりですね!
【第9位:手まり寿司】
【介護食メモ】
表面には見えない部分に浅めの切り込みを入れることを隠し包丁といいます。刺身用切身に隠し包丁を入れて、見た目はそのままに噛み切りやすくなりますよ。
第10位:豚肉のソフト生姜焼き
はんぺんと豚肉で作ったやわらかい生姜焼きです。がっつりお肉を食べたくても食べられないとき、ソフトな豚肉で元気をつけましょう。
【第10位:豚肉のソフト生姜焼き】
【介護食メモ】
豚肉を香ばしく焼いてからはんぺんと一緒にミキサーにかけることで、ソフトな豚肉が出来上がります。仕上げにたれをかけていただきます。
まとめ
以上、Instagramいいね数の多い人気レシピ TOP10をご紹介しましたが、いかがでしたか?食べ応えのある肉料理からソフト食まで幅広い内容でランクインされていました。お役に立てる介護食レシピはありましたか?
ページの上部の虫眼鏡のマークがある検索ツールからキーワードを入れていただくと、過去のレシピを検索できますので、こちらも使ってぜひ検索してみてくださいね。
介護のための「食べる」のヒントでは、レシピ以外にも食べるチカラをサポートする記事もご紹介しています。
「食べる」ことは、「生きる」こと。介護のための「食べる」を考えると、噛む、飲み込むといったカラダのことや、料理を五感で楽しむココロのことなど、「食べる」をめぐる様々なことが見えてきます。「なるほど!」が満載の記事やアイデアいっぱいのレシピが、皆さんのお悩みごとを解決するヒントになりますように。
※写真提供:管理栄養士 徳田 泰子氏