仕事や家事をするとき、前かがみや中腰の姿勢でつらい思いをすることはよくありますよね。特に女性が活躍する職場では、介護、看護、保育やお掃除、品出し作業など、ちょっとした力仕事や無理な体勢での作業が伴うことが多くあります。
うっかり中途半端な体勢で重いものを持ち上げて腰を痛めた、なんて体験をなさったことのある方も多いのではないでしょうか。
厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」の7つの対策
腰痛は、休業4日以上の職業性疾病の6割を占める労働災害となっています。
厚生労働省は、平成25年6月に「職場における腰痛予防対策指針」の適用範囲を福祉・医療分野における介護・看護作業全般に広げる改定を行いました。今回は、指針の中から7つの対策をご紹介します。ぜひ、腰痛予防対策にお役立てください。
作業対象にできるだけ身体を近づけて作業します。不自然な姿勢を取らざるを得ない場合は、前屈やひねりなど、その姿勢の程度をなるべく小さくし、頻度と時間を減らします。作業台や椅子は適切な高さに調整し、作業台はひじを曲げる角度がおよそ90度になる高さにしましょう。
② 作業実施体制
腰に過度の負担がかかる作業は、他の職員にも協力を依頼し、無理に1人で行うことは避けましょう。
③ 休憩など
作業中も適宜、休憩時間を設け、姿勢を変えるようにします。ストレッチを中心とした腰痛予防体操を行うことも効果的です。
④ 靴、服装など
作業時の靴は、足に合ったものを使用します。ハイヒールやサンダルは使用しないようにしましょう。作業服は、適切な姿勢や動作を妨げることのないよう伸縮性のあるものを使用します。
⑤ 作業環境
寒い場所での作業は、腰痛を悪化、または発生させやすくするので、適切な温度を保ちましょう。作業や動作に支障をきたさないよう、十分な作業空間を確保するとともに、適切な機器配置にします。
⑥ 健康の保持増進
腰痛予防には日頃からの健康管理も重要です。十分な睡眠、禁煙、入浴による保温、自宅でのストレッチ、負担にならない程度の運動、バランスのとれた食事、休日を利用した疲労回復・気分転換などが有効です。
⑦ 福祉・医療分野等における介護・看護作業
福祉・医療分野等における介護・看護作業の場合、人を抱え上げる作業は、原則、人力では行わず、福祉用具を活用しましょう。
機械を使わず人力によってのみ作業をする場合の重量は、男性(満18歳以上)は体重のおおむね40%、女性(満18歳以上)は、男性が取り扱う重量の60%程度とします。例:50kgの女性であれば、12kgまで。
出典:厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署「職場における腰痛予防対策指針」より一部抜粋
着るだけで腰の負担が軽くなる!腰サポートインナーウェア「カレナ」
日頃からお仕事で前かがみや中腰姿勢を取ることが多い女性の皆さんにご紹介したいのが、腰サポートインナー「カレナ」です。着るだけで腰の負担が軽くなる新しい機能を持ったインナーウェアです。
「カレナ」が腰の負担を軽くする秘密は、背中側のクロス状の弾性ベルトにあります。
前かがみになった時、背中の表面が伸びます。この伸びを、弾性ベルトの張力に変えることによって背中の筋力をサポートし、自身の筋肉の負担を軽くしてくれるのです。
腰を40度程度曲げた状態を維持する実験で、背中の筋肉の負担が平均約10%程度軽減することが確認されました((株)モリタホールディングス調べ)。
ただし、腰を曲げないときは、ベルトが緩んでいるため窮屈感はありません。
背中から伝わるサポート力を、特殊なパワーネット構造により、坐骨を中心に骨盤全体にバランス良く分散します。このため、お尻に必要以上の圧迫や食い込みはありません。
機能だけでなく、女性にうれしいこだわりも
タンクトップの生地は、フリーカット素材で薄くてやわらか。一日中着ていても自然な着心地です。洋服の上からも目立ちにくく、アウターを選びませんので日常的に着用いただけます。
ショートレギンスは、おなかを押さえてヒップラインを整えます。そして、タンクトップとショートレギンスはセパレートで着脱も簡単にできます。ベルトの長さでフィット感が調節できるので、ご自分の体型に合わせて着用できます。
無理なく続けやすい「インナーを着るだけの腰のケア」、はじめてみませんか。
まとめ
仕事や家事をするとき、前かがみや中腰の姿勢でつらい思いをすることはよくあります。特に、介護や看護などの女性が活躍する職場では、ちょっとした力仕事や無理な体勢での作業が伴うことが多くあります。
腰痛は、休業4日以上の職業性疾病の6割を占める労働災害となっています。厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」の7つの対策と、無理なく続けられる「インナーを着るだけの腰のケア」を皆さまの腰痛予防対策に、ぜひ、お役立てください。
記事協力:グンゼ株式会社
腰痛のお話 『腰痛は人類すべての悩みです』