介護に携わる方の困りごとの一つとして挙げられるのが、手荒れ。一日に何度も手を洗ったり、食器の洗浄や入浴介助をしたりと、水に触れている時間が非常に多いため、手荒れしてしまう方が少なくありません。また、ハンドケア商品を探すにしてもどのメーカーのものが良いか分からない方、塗った後のベタつきが嫌で手袋をして仕事をしているという方もおられます。
手荒れの種類と原因について
一言で手荒れといっても、様々な手荒れがあります。ここでは4種類紹介しますが、ざっくり分けると「薬剤等による刺激での手荒れ」と「水仕事等による乾燥によって起こる手荒れ」があります。
<手湿疹>
手にひびやあかぎれ、水泡などの湿疹が出ている状態。主に主婦・調理師・美容師等洗剤や薬剤に触れる機会の多い人に出やすい症状。
<主婦湿疹>
炊事・洗濯・掃除等の水仕事が多いために、主婦に多く症状が見られる。乾燥型と湿潤型の二つのタイプに分かれる。
<ひび・あかぎれ>
皮膚が乾燥して固くなり、亀裂が入ってしまう状態。症状の軽い時には「ひび」、痛みなどを伴う悪化した状態を「あかぎれ」と呼ぶことが多い。具体的には、皮膚が乾燥して亀裂が角質層まで届いてしまった状態を「ひび」、角質層のさらに奥の真皮層まで到達してしまった状態を「あかぎれ」という。
<水泡>
手湿疹が悪化して、指先や手のひらに出来てしまう透明な水ぶくれのこと。水泡はかなり強いかゆみがあるため、潰してしまう人がいる。しかし、水泡をつぶしてしまうと傷になり、かえって症状が悪化してしまうため注意が必要。
これらの手荒れの症状は、悪化すると細菌が入りやすい状態になるものがあります。そうなった場合は化膿するだけでなく、別の感染症を引き起こしてしまう可能性があるため、日々のハンドケアはかなり重要であるといえます。
おすすめハンドケア商品のご紹介
そこで今回はハンドケア商品の中でもスリーエムジャパン株式会社が販売している「3Mキャビロンハンドモイスチャーローション」をご紹介します。この商品は、皮膚にうるおいを与え(保湿)、肌の状態を整え(ケア)、ダメージから皮膚を守る(保護)ハンドケア商品です。使用後は全くベタつかず、さらっとした肌触りです。
職場で勧められて使いました。手を洗うたびに使うようにすると補修効果もあるので良いと思います。使用後もすぐにさらさらになるのも気に入っています。価格は結構しますが、価格なりの効果はあるとは思います。
<使用者の感想2>
手荒れ予防に最適だと思います。以前勤務していた病院で使用して以来、転職してからも毎年冬になると仕事用に必ず一本購入します。手洗いの回数が多い職ですが、ポンプ式で使いやすく、手を守ってくれる使用感が好きです。
※個人の感想です
使用後すぐにさらさらとなることで次の作業にさっと移れるため、とてもありがたいですね。また、肌の保湿や補正の効果もあるため、手を洗うたびに使用すれば手荒れはかなり改善されるのではないでしょうか。
まとめ
介護に携わる方は毎日忙しく、時間に追われているかと思います。自分のことは後回し、ハンドクリームなんて塗る暇がない、という方も少なくはないでしょう。その場合は日常的にお湯を使っているところを水やぬるま湯に変えてみたり、マッサージをするのも効果的です。「毎日・毎回しないといけない」という意識に囚われず、自分にあった「気楽に長く続ける方法」を見つけてみてはいかがでしょうか。
アルコール手指消毒剤で手荒れが出る方におすすめのアイテム