皆さまは、10年以上使い続けているものはありますか?使い切っても、また自然と選んでしまう物。年月を重ねるごとに、より手に馴染み、愛着が深まっていく物。
10年間続いてきたLive+Doは、多くの方との出会いと、積み重ねてきた時間によって育まれてきました。その中で私たちは、「長く大切にされてきたものには、必ず理由がある」と感じています。
そこでスタートしたのが、この企画「あの人が10年以上愛用した名品ストーリー」です。
これまでLive+Doにご登場いただいた専門家の方々や、活動を支えてくださった皆さまに、ご自身が長年愛用してきた“名品”と、その背景にあるエピソードを語っていただきます。
第2回にご登場いただくのは、くもんかおりさんです。
第2回 紹介者 くもんかおりさん

進行性の脊髄疾患により、車椅子での生活を送る。障害者雇用を通じて「誰もが自分らしく働ける社会」を目指す、関西の特例子会社に所属し、在宅勤務で業務に携わっている。
「人の優しさに感謝しつつ、不自由ながらも自由に生きる」をモットーに、D&Iの視点から感じた気づきや日々のリアルを綴っているくもんかおりさん。
そんなくもんかおりさんが、10年以上使い続けている名品とは――。
10年以上使い続けている名品「リフレ モレを防ぐ補助シート」

排泄ケアが必要になってから、勤務先や外出先での横モレはずっと小さな悩みでした。誰にも気づかれないからこそ、その不安は自分の中だけで積み重なり、外出のたびに気が重くなっていました。こうした“見えない困りごと”を抱えながら、それでも社会とつながろうとしている人は、きっと私だけではないはずです。
そんな時に友人が教えてくれたのが、リブドゥさんの「リフレ モレを防ぐ補助シート」でした。両面から吸収でき、柔らかく折り込めるので、自分の体に合わせてカバーできます。はじめて使った日、「これなら安心して外に出られる」と思えた瞬間の安堵感は、今でも忘れられません。
それからは、人と会う時の気持ちがぐっと楽になりました。不安が減ると、相手の話にちゃんと耳を傾けられる。出かけることが、また少し楽しみになる。身体の状態は人それぞれ違っても、「出かけたい」「誰かに会いたい」という気持ちは、みんな同じだと思います。小さな工夫が、その人らしい毎日を支えてくれる。そういうアイテムや情報が、もっと多くの人に届いてほしいと思います。
「10年愛され続けるということ ~編集後記~」
今回、くもんかおりさんのお話の中で、「不安が減ると、相手の話にちゃんと耳を傾けられる」という言葉が、特に心に残りました。
排泄ケアが必要になってからの外出先での横モレという“見えない困りごと”は、周囲に気づかれにくいからこそ、自分の中で不安が積み重なっていくものなのだと感じます。
気がかりがあると、体も心もどこか緊張し、目の前の人に意識を向ける余裕がなくなってしまう──その感覚は、私自身、日々の暮らしの中で共感する部分がありました。
そんな中で出会った「リフレ モレを防ぐ補助シート」が、不安をやわらげ、「これなら安心して外に出られる」と思えた瞬間を支えてくれたというエピソードには、深く心を動かされました。
小さな工夫や適切な選択が、「不自由ながらも自由に生きる」ことにつながり、その人らしい毎日をそっと支えてくれる――。くもんかおりさんのエピソードを通して、その大切さを改めて感じることができました。
時間とともに変わりゆく暮らしの中でも、変わらず使われ続けてきた物、なぜか手放せない物には、その人自身の歴史が静かに刻まれています。
Live+Doが10年という節目を迎えた今だからこそお届けしたい、本物の「名品」ストーリー。
次回は、どんなエピソードと名品が登場するのでしょうか。どうぞお楽しみに。
写真提供:くもんかおりさん













