｢呼吸｣の体調管理はコレで決まり！目で見て安心の可愛い味方

体温計、血圧計、脈拍計、睡眠計、体組成計、万歩計など、今や体調を調べる機器はたくさんあります。体調を左右することの中でも特に重要なのが、私たちが生命を維持するために必要不可欠な「呼吸」。あなたはどうやって呼吸を管理していますか？「なんとなく」で、今日は体調が良いと判断してはいませんか？

呼吸による体調管理を『なんとなく』で行うのはもう卒業

感覚的な「なんとなく」が大切な時もあります。例えば腹痛や頭痛でお医者様へ説明する時には感覚的なところが大きいですよね。しかし呼吸においては視覚的に調べることが出来ます。正しくは「血中酸素飽和度」を調べることで、酸素が足りているのかどうかを調べることが出来ます。空気中の酸素は呼吸によって肺に取り込まれ、肺の毛細血管を経由して全身に運ばれます。その血管内で酸素は運搬役であるヘモグロビンと結合します。酸素飽和度とは、この血液中のヘモグロビンのうちどれだけが酸素と結びついているかを示すものです。酸素飽和度にも動脈血を採血して計ったもの（SaO₂）と、パルスオキシメーターという医療機器で計ったもの（SpO₂）があります。

指先で呼吸状態を計るパルスオキシメーターとは？

元々は手術・麻酔時のバイタルサインモニターとしての利用から始まりました。非侵襲で痛みを伴わず、指先に装着して簡便に、精度よく測定出来ることで、医療現場に大きく貢献しました。近年は計測するセンサーの改良が進み、小型化と大量生産が可能になったことで価格が下がり、一般に流通するようになりました。現在では病院・救急車両・診療所だけではなく、訪問看護ステーション・喘息患者やその家族・登山者と幅広い場面で活用されています。日常的にSpO₂を記録しておくことで、異常値が出た場合すぐに対処出来ると感じる方が多いようです。

イラスト出典：コニカミノルタ株式会社「パルスオキシメーター知恵袋　基礎編」

【例：訪問看護】

訪問時には毎回安静時の体温、血圧、脈拍とSpO₂を測定。安静時以外では、入浴介助時に測定。浴室までの移動でSpO₂が下がる方は、脱衣の前に休憩を取っていただくことで、事故を未然に防ぐ。

このようにSpO₂の低下により、なんらかの異常が発生していると認識が出来ます。特に高齢になると喉の渇きをあまり感じなくなる方も多いため、脱水症状の早期発見にも繋がります。確実に症状が判明しなくとも、SpO₂の数値を医師に伝え受診してもらうことで、早期対策をとることが出来ます。

自動測定や屋外使用モデルも！豊富なバリエーション

パルスオキシメーターにも種類がたくさんあります。大きさにはあまり差はありませんが、より軽量のもの、自動で電源がON/OFFになるもの、小児から成人まで使用出来るもの、アラーム機能が搭載されているものなど、特徴は様々です。

中でも今回ご紹介したいのがコニカミノルタ製「PULSOX-Lite（パルソックスライト）」です。

こちらの商品はAmazonでも2万円程度で販売されており、メーカーやモデルによっては1万円以下の商品もあるので少し高いと感じる方もおられるかもしれません。

しかし医療機関でも高評価のプロフェッショナル向け商品「PULSOX-1（パルソックスワン）」の測定機能を受け継いだ姉妹機であり、計測レベル・耐久性・デザイン性のバランスの良さから人気上昇している商品です。

●PULSOX-Lite（パルソックスライト）の特徴

＜自動測定、自動OFF＞

指を入れるだけで、自動で測定が開始されます。測定後に指を抜くと約1分間測定値が表示されるので記録も余裕を持って行えます（特許取得）。その後は自動で電源OFF。連続測定でも30分で自動OFFする安全・エコ機能搭載です。

＜屋外での使用にも便利＞

暗い場所ではバックライトが自動点灯。夜間でもどこでも見やすい表示です。電池を入れても42gと軽量なので持ち運びも楽々。アルカリ単4電池1本で55時間計測可能。電池1本あたりの測定時間で、群を抜く省エネ設計です。

＜コニカミノルタ社がカラーに込めた想い＞

カラーは3種類。やさしくおだやかな「ベリーピンク」、さわやかで明るい「レモンイエロー」、調和とやすらぎの「キウイグリーン」。

人を思いやる心を大切にしたい。毎日、気持ちを明るく持って過ごしたい。「PULSOX-Lite（パルソックスライト）」は、家族やご自身、看護・介護を受ける方、される方に、これを手にする人々のそうした思いを応援し、明るい気もちになれるよう、色鮮やかな３つのフレッシュカラーをご用意しています。

まとめ

訪問看護にとっては血圧計、体温計、聴診器の3種の神器に加え、今や必須のパルスオキシメーター。小型・軽量で手軽に計測出来るため、看護現場にはなくてはならない存在です。一方で、手軽に計測出来るがゆえに何度も計測し、少しの低下でもお医者様へ行くという方がおられます。個々人により異常値は異なりますので、素人判断は難しいかもしれません。まずは毎日計測し、通常のSpO₂値を記録し、把握することを心がけましょう。

●PULSOX-Lite（パルソックスライト）の仕様