在宅介護をされている方や施設ではたらく方に向けて、「おむつ」や「排泄ケア」にまつわる情報を発信している「おむつのヒント」。コンテンツのリニューアルから、おかげさまで5周年を迎えました。
5周年を迎えるタイミングで、介護のくらしに役立つ情報やポジティブなアイデアで、実際に私たちが「体験」したことを発信したいと考えていました。
そのとき、タイミングよく、一般社団法人日本福祉医療ファッション協会 副理事の八木さんから、大阪・関西万博で「O-MU-TSU WORLD EXPO「未来のおむつコレクション」というイベントを主催するということをお聞きしました。
O-MU-TSU WORLD EXPO「未来のおむつコレクション」とは
「O-MU-TSU WORLD EXPO(英名:World Diaper EXPO)」は、2025年の大阪・関西万博において一般社団法人日本福祉医療ファッション協会が主催するイベントです。
このイベントは、おむつをテーマにしたトークショーとおむつコレクションを主体に、人種、体形、年齢、信仰、身体状況など様々なバックグラウンドを持つ方が参加でき、楽しみながらおむつを身近なものとして捉えられるイベントです。
未来のおむつコレクションのコンセプトは「障がいを抱えていても、排泄に悩みがあっても、誰もがオシャレを楽しめる世界へ。」です。
おむつの外観的なデザインの革新だけではなく、おむつが抱えている内面的な負のイメージを払拭する。おむつをタブーとせずに万博の表舞台に出すことにより今おむつをはいている方、これからおむつをはく方にとって大きな自信につなげる。という「未来のおむつコレクション」の理念に共感して、参画を希望しました。
私たちに“オシャレなおむつ”が作れるだろうか…
「未来のおむつコレクション」は、おむつメーカーや下着メーカー、伝統工芸の企業などが参画し、既存のおむつではなく、誰もがオシャレを楽しめるデザイン性のあるおむつをファッションショー形式で披露します。
私は約20年リブドゥコーポレーションでおむつと接していますが、既存のおむつは、吸収量やサイズという“性能”を中心に考えられてきたので、“オシャレなおむつ”というものを考えたことがありませんでした。
しかし、Live+Doのチームで話し合い、「みんなのため」ではなく、「ひとりのため」のおむつをコンセプトに、具体的な使用者を思い浮かべ、ライフスタイルや困りごとを想像し、特定の場面のお悩みや希望を叶えるようなおむつを考えました。
つぎに、一般社団法人日本福祉医療ファッション協会代表の平林さんにアドバイスいただきながら、モデルが着用して、ランウェイしたときに舞台映えするデザインにブラッシュアップしました。
今回の作品は、製品化や機械化を考えたものではなく、あくまでオートクチュールなので、手作業で作成しています。普段、商品の開発を担当する部署でない私たちの発想から生まれた作品を未来のおむつコレクションでご覧いただきたいと思います。
未来のおむつコレクションの様子は、「おむつのヒント」に掲載
O-MU-TSU WORLD EXPO(未来のおむつコレクション)は、6月24日(火)大阪・関西万博 EXPOホールで開催されます。当日の様子や出展作品は、介護生活メディア「介護にプラスLive+Do」のおむつのヒントでご紹介します!
開催まで残り約3か月。初めてのチャレンジで、不安もありますが、当日まで精いっぱいがんばります。応援していただけると嬉しいです!
開催場所 :大阪・関西万博 EXPOホール
参加者数 :1900人
公式HP :https://wel-fashion.jp/
ラジオ「散歩の途中」でもO-MU-TSU WORLD EXPO「未来のおむつコレクション」のことをご紹介しています。
●Spotify
https://spotifycreators-web.app.link/e/MQ2Bu3Yp9Rb
●YouTube
https://youtu.be/aiaxdeTuOdo
O-MU-TSU WORLD EXPO(未来のおむつコレクション)画像提供:一般社団法人日本福祉医療ファッション協会