「洗濯は、洗濯機まかせだからトラブルなんて起きないのでは…?」と思うと大間違いです。各家庭によってやり方が違い、「これが正解」と言えないのが洗濯。へルパーとのよくあるトラブルを事前に把握し、その予防策を知っておきましょう。
よくあるヘルパーとのトラブル【洗濯編】
よくあるヘルパーさんとのトラブル【買い物編】
よくあるヘルパーとのトラブル【調理編】
よくあるヘルパーとのトラブル【掃除編】
洗濯機の使い方、洗い方、洗濯物のしまい方。意外に多い洗濯トラブル。
洗濯では、洗濯機の使い方や洗い方から、洗濯物のしまい方までいろいろなトラブルが起きる可能性があります。たとえば、次のようなケースもあるのです。
【洗濯機の使い方がわからない!】
Aさんの洗濯機は二槽式。派遣されてきた若いヘルパーは見たことも使ったこともないので、どうしていいかわからなかった。
【ポケットの中にティッシュが…】
洗濯かごにある衣類のポケットの中にティッシュが入っていた。洗った衣類全部にその細かい紙くずがついてしまった。
【下着は分けてくれないの?】
Bさんの家では下着やからだをふくのに使ったタオル類とその他の衣類は必ず分けて洗濯する。だが、ヘルパーはすべての衣類を一緒に洗ってしまった。
【何でもかんでも柔軟剤】
Cさんの肌がかぶれた。その原因は、ヘルパーが何を洗うときでも柔軟剤を入れていたためだった。
【干したはいいが…】
干した衣類が乾く前に訪問介護の時間は終了。Dさんは自分で取り込むことができず、次のヘルパーがやってくるまでそのままになってしまった。
【どこにしまったの?】
洗濯物をヘルパーがしまってくれたが、場所や並べ方がいつもと違い、何がどこにあるかわからなくなった。
洗濯でのトラブルを防ぐには「わが家のやり方」をしっかり伝えよう
各家庭のやり方を丁寧に聞き取ることで、トラブルを事前に防ぐことができます。最初は面倒でも、洗剤類のありかからどれに何を使うのか、洗濯機の使い方や、仕分けして洗うものはどれか、手洗いなど丁寧に扱ってほしい服はどれか、どのように干してたたみ、しまってほしいのかなど、その家でのやり方をよくわかってもらうことが何より大切です。「もしわからないことがあれば、本人(要介護者)か家族に聞いてくださいね」とヘルパーに伝える配慮も忘れずに。
なお、ホームヘルプサービスでの洗濯は、利用者のものに限ると決められているので、専用の洗濯かごなどを用意し、日頃から家族の衣類とは分けて入れるようにしておくといいですね。
まとめ
洗濯は、洗濯機まかせだからトラブルなんて起きないのでは…と思うと大間違いです。洗濯機の使い方、洗い方から、洗濯物のしまい方まで、意外に多い洗濯トラブル。洗濯でのトラブルを防ぐには「わが家のやり方」を伝えましょう。最初は面倒でも、洗剤類のありかからどれに何を使うのか、洗濯機の使い方、仕分けして洗うものはどれか、手洗いなど丁寧に扱ってほしい服はどれか、どのように干してたたみ、しまってほしいのかなど、その家でのやり方をよくわかってもらうことが何より大切です。なお、ホームヘルプサービスでの洗濯は、利用者のものに限ると決められているので、注意しましょう。
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記事協力:高齢生活研究所代表 浜田きよ子氏
出典:「介護の常識」講談社