介護のためのおむつのヒント

お肌の状態に合わせたおむつの選び方

「おむつを使用することになりました。購入してきてください」そう言われた時、どのおむつを選びますか?何を基準にしておむつを選んだらいいのでしょうか?その方の身体の状態によって必要なおむつは変わってきます。「お肌の状態に合わせたおむつを選ぶ」という視点でおむつの選び方をみてみましょう。
 

おむつを選ぶ時、考えるべきことは?

スーパーや薬局でおむつの棚の前に立つと、その種類の多さに驚かれ、圧倒されるのではないでしょうか?たくさん種類はありますが、まず目の前におられるおむつが必要な方を思い浮かべてみましょう。立ってご自身でトイレに行かれますか?それとも寝たきりでおむつ交換にも介助が必要ですか?
どうでしょう?浮かびましたか?

おむつはご本人の身体の状態や排泄状況、生活スタイル、肌の状態など様々な角度からご本人を観察し、考慮して選ぶことが大切です。
 

お肌の状態に合わせたおむつ選びとは?

おむつを選ぶ時、考慮する項目はいくつかありますが、今回は「お肌の状態に合わせたおむつ選び」という視点からおむつ選びをしてみましょう。まず、おむつを使用される方のおむつ内の肌を観察してみましょう。肌の表面は湿っていませんか?ふやけていませんか?赤味はありませんか?傷はありませんか?排泄物が残っていませんか?乾燥はしていませんか?
 
おむつ内の肌は私たちが思っている以上に過酷な環境にあり、スキントラブルが発生しやすくなっています。また、加齢に伴って肌は傷ができてしまえば、治りにくくなります。肌の状態は一人ずつ違い、丈夫な方もおられれば、敏感な方もおられます。先ほどの質問の中で当てはまる項目があれば、肌状態に合わせておむつを選びましょう。
 
スキントラブルが発生しやすい方は、肌が敏感だと言えます。通気性のある素材のものを選んでムレを防ぎこまめにパッドを交換し、長時間使用する場合も、長時間使用に適した肌にやさしいタイプの商品を使用しましょう。スキントラブルが発生する原因はひとつではありません。お肌に合わせた通気性のあるおむつを使用していても、それだけで重ね使いやおむつの引き抜きはスキントラブルの原因になります。
 

おむつ以外の環境も考慮する

肌に合わせたおむつを選んだだけでは、おむつ環境を整えたとは言えません。おむつ以外の環境(室温・湿度、掛布団や衣類)も肌に影響します。常に観察するという目を持つことが必要です。
 
肌に合わせたおむつを選び、環境も整えることで日々を快適にすごしていただきましょう。