おむつを選ぶ際には、内側で尿を吸収する「排泄インナー(パッド)」と排泄インナーを止めるために使う「排泄アウター」に分けて考えることが第一。今回は、からだのサイズにぴったり合った「排泄アウターの選び方」についてご紹介します。
最適な排泄アウターの選び方とは?
おむつ選びを間違えると、モレを発生させるだけではなく、おむつの費用が高くなったり、スキントラブルが起きたり、ご本人の座った時の姿勢を崩したり、動きを阻害したり…、暮らしに様々な弊害が起きてきます。
そのようなトラブルを避けるためにも、排泄アウターを選ぶときは、「トイレ(またはポータブルトイレ)で排泄できるか」、「排泄インナー(尿パッド)の使用や交換ができるか」、「布か紙、どちらが使いやすいか」というポイントを押さえ、ご本人の身体機能に合ったおむつを選ぶのが良いことは「おむつ選びナビ①」でお伝えしました。
形と素材が決まれば、次はどのようなことを意識して選べば良いのでしょうか?
形と素材が決まったら、次に重要なのがサイズ選び
パンツタイプはウエストサイズ、テープタイプはヒップサイズで〇〇~〇〇cmと範囲表示されています。リフレのはくパンツと簡単テープ止め場合は下記のように表示されています。
おむつからのモレを防ぐためには、排泄アウターのサイズ選びが大変重要です。ですが、いつものサイズ選びで本当に大丈夫なのでしょうか?
女性の方が、「私はいつもMサイズだから、紙おむつもMサイズを…」というのは、実は要注意!なぜなら、紙製アウターの場合は男女兼用のものが多いので、普段着ている婦人服のサイズ設定とは、範囲表示に違いがあるからです。
比べてみたら、こんなに違うサイズの範囲
おむつと婦人服で、範囲表示の違いを調べてみました。(単位:cm)
出典:全日本婦人子供服工業組合連合会ホームページ
『リフレ簡単テープ止めタイプ横もれ防止』と婦人服のヒップサイズ表記を比べてみると
⇒サイズの名前も範囲表示も大きく違うことが分かります。
『リフレはくパンツ』と婦人服のウエストサイズの範囲表示を比べてみると
『リフレはくパンツ』の方が、範囲が広くなっています。また、大きいサイズになればなるほど、サイズが合わなくなっています。例えば、婦人服のLサイズを見てみると、はくパンツのMサイズの範囲内に含まれます。婦人服でLサイズを着ている方は、はくパンツではMサイズにサイズダウンできる可能性が高いです。
サイズの範囲表示ってすべての紙おむつメーカーで統一しているの?
紙製アウターのサイズ範囲表示は、各メーカーで統一されていません。そのため、注意が必要です。
たとえば、薬局でおむつの特売日に「今日はリフレが安いのね。今までアテントのM(範囲表示ヒップ70cm~95cm)を使っていたから、リフレもM(範囲表示ヒップ77cm~110cm)を買おうかしら」という場合、もしかすると、サイズが合わない場合があるからです。
このように、SやMなどのサイズ表記はあくまで目安ですので、普段履いている下着やズボンのサイズにとらわれず、範囲表示を確認し、体型に合った排泄アウターを選択しましょう。ぴったりのサイズを選ぶことは、モレを防ぐためにもお肌のためにも重要です。
どのサイズが合っているかわからなければ、リフレお客様相談室に連絡してサンプルで試してみましょう!
【受付:月曜~金曜(祝日を除く)午前9時~午後5時】
まとめ
おむつからのもれを防ぐために、アウターのサイズ選びはとても重要です。パンツタイプはウエストサイズ、テープタイプはヒップサイズで選びましょう。サイズ表記はあくまで目安ですので、普段履いている下着やズボンのサイズにとらわれず、パッケージに記載されている範囲表示の数字も確認して、からだのサイズにぴったり合った排泄アウターを選びましょう。