介護のためのおむつのヒント

おむつ選びナビ②女性は要注意!モレ・お肌にも関係する排泄アウターのサイズ選び

おむつを選ぶ際には、内側で尿を吸収する「排泄インナー(パッド)」と排泄インナーを止めるために使う「排泄アウター」に分けて考えることが第一。今回は、からだのサイズにぴったり合った「排泄アウターの選び方」についてご紹介します。

最適な排泄アウターの選び方とは?

おむつ選びを間違えると、モレを発生させるだけではなく、おむつの費用が高くなったり、スキントラブルが起きたり、ご本人の座った時の姿勢を崩したり、動きを阻害したり…、暮らしに様々な弊害が起きてきます。

そのようなトラブルを避けるためにも、排泄アウターを選ぶときは、「トイレ(またはポータブルトイレ)で排泄できるか」、「排泄インナー(尿パッド)の使用や交換ができるか」、「布か紙、どちらが使いやすいか」というポイントを押さえ、ご本人の身体機能に合ったおむつを選ぶのが良いことは「おむつ選びナビ①」でお伝えしました。

形と素材が決まれば、次はどのようなことを意識して選べば良いのでしょうか?

形と素材が決まったら、次に重要なのがサイズ選び

パンツタイプはウエストサイズ、テープタイプはヒップサイズで〇〇~〇〇cmと範囲表示されています。リフレのはくパンツと簡単テープ止め場合は下記のように表示されています。


おむつからのモレを防ぐためには、排泄アウターのサイズ選びが大変重要です。ですが、いつものサイズ選びで本当に大丈夫なのでしょうか?

女性の方が、「私はいつもMサイズだから、紙おむつもMサイズを…」というのは、実は要注意!なぜなら、紙製アウターの場合は男女兼用のものが多いので、普段着ている婦人服のサイズ設定とは、範囲表示に違いがあるからです。

比べてみたら、こんなに違うサイズの範囲

おむつと婦人服で、範囲表示の違いを調べてみました。(単位:cm)

出典:全日本婦人子供服工業組合連合会ホームページ

『リフレ簡単テープ止めタイプ横もれ防止』と婦人服のヒップサイズ表記を比べてみると

⇒サイズの名前も範囲表示も大きく違うことが分かります。

『リフレはくパンツ』と婦人服のウエストサイズの範囲表示を比べてみると

『リフレはくパンツ』の方が、範囲が広くなっています。また、大きいサイズになればなるほど、サイズが合わなくなっています。例えば、婦人服のLサイズを見てみると、はくパンツのMサイズの範囲内に含まれます。婦人服でLサイズを着ている方は、はくパンツではMサイズにサイズダウンできる可能性が高いです。

サイズの範囲表示ってすべての紙おむつメーカーで統一しているの?

紙製アウターのサイズ範囲表示は、各メーカーで統一されていません。そのため、注意が必要です。

たとえば、薬局でおむつの特売日に「今日はリフレが安いのね。今までアテントのM(範囲表示ヒップ70cm~95cm)を使っていたから、リフレもM(範囲表示ヒップ77cm~110cm)を買おうかしら」という場合、もしかすると、サイズが合わない場合があるからです。

このように、SやMなどのサイズ表記はあくまで目安ですので、普段履いている下着やズボンのサイズにとらわれず、範囲表示を確認し、体型に合った排泄アウターを選択しましょう。ぴったりのサイズを選ぶことは、モレを防ぐためにもお肌のためにも重要です。

どのサイズが合っているかわからなければ、リフレお客様相談室に連絡してサンプルで試してみましょう!

リフレお客様相談室 0120-271-361
受付:月曜~金曜(祝日を除く)午前9時~午後5時】

まとめ

おむつからのもれを防ぐために、アウターのサイズ選びはとても重要です。パンツタイプはウエストサイズ、テープタイプはヒップサイズで選びましょう。サイズ表記はあくまで目安ですので、普段履いている下着やズボンのサイズにとらわれず、パッケージに記載されている範囲表示の数字も確認して、からだのサイズにぴったり合った排泄アウターを選びましょう。