いまお使いのおむつは、本当にご本人の身体機能に合っていますか?「モレないように、いっぱい重ねていつもモコモコ、気持ち悪い」「とりあえずCMでみた商品を使っているんだけど」「近くのお店にこれしかないから」という理由で、何気なく選んで使っている方も多いのではないでしょうか?
おむつ選びを間違えると、モレを誘発させるだけではなく、おむつのコストが上がったり、スキントラブルを起こしたり、座った時の姿勢を崩したり、動きを阻害したりと、ご本人の暮らしにさまざまな弊害が起きてきます。今回は、おむつ選びの基本と身体機能に合わせた排泄アウターの選び方についてご紹介します。
おむつ選びの基本は「排泄インナー」と「排泄アウター」
おむつを選ぶ際には、内側で尿を吸収する排泄インナー(尿パッド)と排泄インナーをとめるために使う排泄アウターに分けて考えましょう。まずは、ご本人の身体機能とサイズに合わせた排泄アウターを選び、排泄アウターと失禁量に合わせた排泄インナーを選ぶことがおむつ選びの基本です。
排泄アウターにはどんな種類があるの?
排泄アウターには、「布製」と「紙製」のものがあります。吸収体付きの紙製アウターと軽失禁布パンツは排泄インナーなしでも使えます。吸収体がついていないものは、インナーを固定するために使います。
●おむつの種類②排泄アウターの種類と特徴
それでは、排泄アウターを選ぶときの3つのポイントをご紹介しましょう。
排泄アウター 選ぶときのポイント1
トイレ(またはポータブルトイレ)で排泄できる方は、上げ下げできるパンツ形状のものを選びましょう。寝た姿勢で交換することが多い方は前が開いてテープで止められる形状のものがおすすめです。
排泄アウター 選ぶときのポイント2
失禁量に合わせた排泄インナーの使用や交換ができる場合は、内側で尿を吸収してくれるので、排泄アウターは排泄インナーがズレないように、からだにフィットして、スッキリとはけるうす型のものを選びましょう。
基本的に尿パッドの裏側には、防水フィルムがついているので、排泄アウターに吸収量の多いものを選んでも、足し算にはなりません。
例:リフレはくパンツ夜用スーパー(おしっこ約6回分吸収)とリフレはくパンツ用やわらかぴったりパッド(おしっこ約2回分吸収)を使った場合、吸収するのは内側のおしっこ2回分です。足して8回分にはなりません。
排泄アウター単体で使用する場合は、使用する時間に必要な吸収量の排泄アウターを選びます。
排泄アウター 選ぶときのポイントその3
布製アウターは、通気性や伸縮性に優れ、繰り返し使える利点がある反面、洗濯の手間が発生します。
一方、紙製アウターには使い捨てにできる利点がありますが、吸収した後のゴミがかさばるので、ゴミ捨ての手間が増します。
また、上げ下げのしやすさも考慮します。一般的に布製アウターの方が紙製アウターよりも引き上げる方向への伸縮性に優れていますが、よく伸びる方が引き上げやすい方もいれば、そうでない方もいます。
使いやすさの判断基準は人それぞれです。暮らしの視点でご本人が使いやすいものは何かをよく考え、「布製」か「紙製」か選びましょう。
まとめ
おむつを選ぶ際には、内側で尿を吸収する排泄インナー(尿パッド)と排泄インナーを止めるために使う排泄アウターに分けて考え、身体機能に合った排泄アウターを決めてから、排泄アウターと失禁量に合わせた排泄インナーを選ぶことが基本です。
排泄アウターは、「トイレ(またはポータブルトイレ)で排泄できるか」、「排泄インナー(尿パッド)の使用や交換ができるか」、「布か紙、どちらが使いやすいか」のポイントを押さえ、本人の身体機能に合うものを選びましょう。
おむつ選びを間違えると、モレを誘発させるだけではなく、おむつの費用が高くなったり、スキントラブルが起きたり、その方の姿勢を悪くしたり、動きを阻害したり、ご本人の暮らしにさまざまな弊害が起きてきます。今回ご紹介したおむつ選びの基本を押さえて、ご本人に合ったおむつを選んでくださいね。
リフレお客様相談室にご連絡いただければ、紙製アウターの試供品をお送りできます。どのアウターが合っているかわからなければ、ぜひお気軽にご相談ください。
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