帰省時の手土産や贈り物におすすめ!高齢者が食べやすいお菓子・スイーツ

コロナ禍ということで、年末年始やお盆の帰省を諦めた方も多かったのではないでしょうか。新型コロナの第7波が落ち着き、久しぶりに帰省したという方もいらっしゃるかもしれません。

離れて暮らす親に会うと、以前に比べて歩く速さが遅くなっていたり、固いものが食べにくくなっていたり、周りから「いつも同じことを聞く」などのもの忘れがあると言われたり。ぐっと年老いたように感じた方もいらっしゃるかもしれません。それらの小さな変化から、連鎖的にフレイルが進行する可能性があります。

新型コロナの流行が落ち着いている間にまた帰省したいと思っている方、会いに行けない代わりに贈り物をしたいという方に向けて、加齢に伴うからだの変化とフレイル予防のために積極的に摂取したい栄養素を考慮したお菓子・スイーツをご紹介します。

高齢者の食事にかかわる、からだの変化

加齢に伴い、からだにはさまざまな変化が生じてきます。

加齢に伴う、からだの変化の例

  • 食事を残すようになってないですか?
    ➡ 食欲が減ってきた
  • やわらかいものを好むようになってきた?
    ➡ かむ力が弱くなってきた
  • 食事のときにむせたりしていないですか?
    ➡ 飲み込みにくくなってきた
  • 汁気のものがないと食べにくい?
    ➡ 唾液が少なくなってきた
  • 濃い味を好むようになってきた?
    ➡ 味覚が低下してきた
  • 一日の水分摂取量が減ってないですか?
    ➡ 脱水になりやすい
  • 排便がつらくないですか?
    ➡ 便秘になりやすい
  • 胃もたれなど不快感はありませんか?
    ➡ 消化吸収力が低下してきた

ご自身やご家族のさまざまなサインをヒントに、からだの変化に気づくことが大切です。中には気づきにくいサインもあります。いつもより少し気にかけて、からだの変化に気づくことができれば、変化に合わせた手土産や贈り物が選べます。

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フレイル予防のために積極的に摂取したい栄養素

近年コロナ禍での外出の自粛により、高齢者のフレイルが進行していると言われています。フレイルとは、わかりやすく言えば「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。しかしフレイルは、早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。

フレイル予防のために積極的に摂取したい栄養素は主にたんぱく質、ビタミンD、カルシウムです。たんぱく質は、肉類・魚介類・卵類・乳類など動物性の食品のほか、豆類・穀類など植物性食品に多く含まれています。ビタミンDは、きのこ類、魚介類、卵類、乳類に多く含まれています。カルシウムは、魚介類、藻類、乳類、豆類、種実類、野菜類に多く含まれます。

3つの栄養素の中でも、たんぱく質は、骨格筋量や筋力など、身体機能に大きく影響し、摂取量とフレイルのリスク低下との関連が見られることが分かっています。たんぱく質は、体を作る構成要素であるだけでなく、酵素やホルモンなど体の機能を調節する大切な役割を果たしているため、不足すると、免疫機能が低下して抵抗力が弱くなり、さまざまな病気にかかりやすくなります。

また、たんぱく質が不足すると筋力も低下します。特に、高齢者は、肉や魚の摂取量が少なくなり、たんぱく質が不足しがちなので、意識して、摂るように心がけましょう。

参考文献:公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット

どんなお菓子・スイーツを選ぶと良い?

高齢者が食べやすく、フレイル予防のための栄養素が補えるお菓子・スイーツには下記のようなものがあります。

練り切り

咀嚼しなくても口の中で優しく溶けるため、高齢者でも安心して食べられます。 四季折々の植物や風物詩をかたどる繊細な細工をほどこしたものを選ぶと、目でも楽しむことができます。白あんの主な原料の白インゲン豆には、食物繊維、タンパク質、ビタミンB1、カルシウムなどの栄養があります。

ヨーグルト

ヨーグルトはほぼ噛まずに食べられるので、噛む力が衰えてきた高齢者のおやつにおすすめです。乳製品はカルシウムの供給源となります。ヨーグルトに含まれる乳酸菌には整腸作用があります。腸内細菌を育てる食物繊維が豊富なフルーツと一緒に食べると便秘の解消にもつながります。

プリン

プリンは、つるんと食べられてのど越しがよく、噛む力や飲み込む力が衰えてきても食べやすいスイーツです。卵・牛乳を使って作るプリンはスイーツの中でもタンパク質やビタミンD、カルシウムなどの栄養が豊富で、おやつで食べるのにもピッタリです。

大切な方に贈りたい あせひら乳業株式会社「黄金のプリン」

広島県のあせひら乳業株式会社さんは、広島県三次市で1992年に「高原安瀬平乳業有限会社」として設立されて以来、約30年にわたり生乳本来のおいしさを生かした乳製品を製造しています。2020年に「あせひら乳業株式会社」に組織変更し、βカゼインA2A2の遺伝子を持つ乳牛から絞った生乳「おなかにやさしい牛乳」の製造販売を開始されました。

プリンやチーズケーキなどのスイーツは、熟練のパティシエたちが、搾りたての生乳・地卵を使い、丹精込めて手作りしています。保存料や香料などを使わず、素材のおいしさを活かした製品で、お子様からお年寄りまで安心して食べられます。

搾りたての生乳・地卵を使い、原材料にこだわったプリン


あせひら乳業株式会社さんの「黄金のプリン」は、なめらかな食感で濃乳二層カスタードです。

搾りたての生乳と北海道産の厳選した生クリーム、卵も地元の新鮮な卵を使い、バニラの房からとれるビーンズを香りとして使います。また、カラメルなどの糖分にはきび糖を使うなど、原材料にこだわった贅沢なプリンです。

プリンは、ゼラチンなどを使わずに卵で固めています。プリン1個につき卵約1個分を使用しており、タンパク質が4.3g含まれています。添加剤は入れず、素材感を大切にして、熟練のパティシエたちが、一つ一つ手作りしています。

お中元やお歳暮に選ばれることが多く、広島県三次市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。

まとめ

新型コロナの流行が落ち着いている間にまた帰省したいと思っている方、会えない代わりに贈り物をしたいという方に向けて、高齢者の食事にかかわる、からだの変化とフレイル予防のために積極的に摂取したい栄養素を考慮したスイーツ・お菓子をご紹介しました。

また、今回、あせひら乳業株式会社さんに製品のこだわりをお聞きして、素材感を大切にして、時間をかけて丁寧に手作りされていることがとてもよく伝わってきました。

私も「黄金のプリン」をいただきましたが、卵と牛乳、生クリームの濃厚な味で、とろっと口の中でとろけました。大切な方への手土産や贈り物に自信をもっておすすめします。

あせひら乳業株式会社「黄金のプリン」に関する詳しい情報はコチラをご覧ください https://asehira.jp/